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胃潰瘍との関係





1960年代までは胃がん患者のほとんどが潰瘍を伴っていたことから、胃がんは胃潰瘍から発展するものだと考えられてきました。
しかし後の研究によると、胃潰瘍からがん細胞が発症するのではなく、胃がんが大きくなるにつれて潰瘍を伴うことがわかりました。これはがん細胞が潰瘍を作り出しているということでもあります。
では胃潰瘍であっても胃がんの心配はいらないかというと、そうではありません。胃潰瘍と診断されたら胃がんも疑う必要があります


胃潰瘍とは胃の壁を覆う粘膜が薄くなったり胃液の分泌が行われすぎたときに、胃酸が胃の壁を侵食して潰瘍を起こす病気です。最初は胃がただれるだけですが、進行すると胃に穴が開いたり吐血や下血が起こる場合もあります。
この胃潰瘍になる原因にはピロリ菌が深くかかわっていると考えられています。胃粘膜の細胞がストレスなどで正常に増殖しなくなり、胃酸に対しての防御力が低下しているところにピロリ菌が感染すると胃潰瘍へと進展しやすくなると見られています。


胃潰瘍だからといって胃がんになることは少ないとしても、胃潰瘍の発症した人の胃はピロリ菌が活動しやすい胃だということ。
胃がんの原因の1つにピロリ菌がある以上、胃潰瘍になったということは胃がんになりやすいと考えるのが普通です。
なにやらゴチャゴチャ書きましたが、簡単に説明すると胃潰瘍と胃がんは相関関係にあると思っていただき、胃がんになれば胃潰瘍を、胃潰瘍になれば胃がんを疑うようにしてください。
そして胃潰瘍と診断されたらピロリ菌の除菌をすること、これが胃がんの発症リスクを抑えることになります。