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胃がんの転移





他のがんに比べても胃がんは転移しにくいがんとされています。何故かと言うと胃がんは分化型と呼ばれる性質をもっており、胃の分化した細胞に似ているからです。
なので胃がんのほとんどは、初期に固まりの状態になったらがん細胞が他の仲間からはぐれるようなことはなく、がん細胞が血流やリンパ液に混じり他の場所へ移ることもほとんどないのです。
といっても胃がんもがんの一つであり、その進行と共に転移という性質を持つようになります。一般的に胃がんの転移には「リンパ行性転移」「血行性転移」「腹膜播種性転移」の3つの経路で転移します。


さて胃がんが転移やすい場所ですが、大きく分けるとリンパ節・肝臓・腹膜、に転移しやすいとされています。
ではまずリンパ節の説明から、転移しやすいリンパ節として胃袋の後ろには大動脈が走っているのですが、そこから枝分かれした先の肝臓・膵臓・胃に分布する動脈周辺への転移が最も転移しやすくなっています。さらにそこから腎臓へ走っている腎動脈周辺にも転移します。
そして肝臓ですが、肝臓に転移するがんには大腸がんが知られていますが、胃がんも高頻度で転移してしまいます。さらに胃がんによる転移の場合には手術による摘出が困難となっており、命を落とすことも少なくありません。
最後に腹膜ですが、これはがん性腹膜炎です。胃のがん細胞が血管やリンパ節を通って腹膜へを浸出し、腹水が溜まっていきます。この腹水には多くのがん細胞が漂っており、すぐに取り除いてやる必要があります。